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上記の数字は、日本文理高校の夏の甲子園での1試合あたり平均得点です。地方大会では、これよりもっと高得点で9.66・・・点という驚異的な数字となっています。
今まで、このような破壊力のある高校生チームが、県内に存在したでしょうか?今までは、3点くらいリードを許すとまた今年もだめかもという気分になりましたが、今年は大井監督のいわれたように、投手が、5点以内に抑えてくれれば何とかなるという気分で夏の甲子園をテレビ観戦することが出来ました。
報道によると、新チーム結成時に単発を意味する「火縄銃打線」と大井監督に名付けられた選手たちは、朝5時半集合の打撃練習を、日本海側の凍えるような冬の間も続けたそうです。放課後の練習では、打撃投手がマウンドより手前の距離から投げ込み、攻撃野球が好きな大井監督の理想に近づき、センバツに出場しました。しかし、優勝した清峰(長崎)の今村に完封され、全国レベルを痛感すると同時に、打撃投手と同距離の投球マシンは150キロに設定されたとのことです。こうした前提があったからこそ、夏の甲子園での大量得点が実現したのです。
圧巻は、決勝戦での9回表の攻撃でした。6点差で迎えた9回2アウト走者無しから猛反撃、5点を返し1点差まで迫る大活躍でした。
「もうだめだという時が仕事の始まり」という言葉がありますが、決して諦めてはいけないということを日本文理高校の選手達に教わりました。
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